漢方食材
高麗人参(こうらいにんじん)
高麗人参は、もともとは人参(ニンジン)と呼ばれていたが、野菜のにんじんとは別物。
高麗人参は、日本でも古くから用いられていた薬草。
産地の気候や土壌によって栄養価に差がある。
朝鮮半島で採れるものを高麗人参と呼ぶ。
高麗人参は万病を治し、不老長寿の薬として珍重されている。
幅広い薬効は、苦味成分サポニンとビタミン類、ミネラル類が相乗して生まれると考えられている。
高麗人参には血行促進・疲労回復・整腸などの作用がある。
血糖値やコレステロールを下げる。
ストレスにも効き目がある。
高麗人参の仲間の党参や西洋参は、高麗人参より薬効は劣るが、比較的安価で手に入る。
参考『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』監修・喩静/植木もも子(西東社)